ワンちゃんが以上に体をかゆがる!!
調べてもらったんだけど、皮膚病ではないみたい。
そんな場合、マラセチアの可能性があります!
マラセチアとは?
マラセチアとは、マラセチア菌と呼ばれる真菌が
異常に繁殖してしまうことで起こる病気です。
マラセチアは常に犬の皮膚に存在する常在菌。
通常、マラセチア菌は悪さをする菌ではありません。
ところが、抵抗力が下がったり体調が弱るとマラセチア菌が異常に繁殖してしまいます。
そうすると、体を痒がったり、耳が臭ったりとマラセチアを疑う症状が出てきます。
マラセチアの原因
先にも書いた通り、マラセチアは通常では悪さをしません。
ではどのような原因があるんでしょう?
ホルモン異常
甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症といったホルモン異常が原因で、
マラセチアが増殖することがあるようです。
マラセチア菌が増殖すると、皮膚のバリア機能が低下することで、フケなど
が多くなります。これらが、マラセチアの栄養分になることから、更にマラセチアが
繁殖し炎症を起こすことになるわけです。
この場合は、ホルモン治療をしながら皮膚病を改善していくことになります。
脂漏症
脂漏症が原因でマラセチア皮膚炎が発症することもあります。
脂漏症は皮脂の分泌が過剰になる病気ですが、この皮脂がマラセチアの栄養になるので
異常繁殖してしまい、症状が発症します。
この場合、食事でも皮脂が増えることもあるので、獣医師と話し合いながら
食事管理も必要になります。
マラセチア皮膚炎を発症する原因の一つにアレルギーが挙げられます。
アトピーもそうですが、食物アレルギーは最近では大きく取り上げられています。
ワンちゃんの、抵抗力が低下してしまうとマラセチア菌が異常繁殖するわけですが、
その大きな理由のひとつが食べ物=ドッグフードです。
体に良くないもので作られたフードを毎日摂取すると、
体調も悪くなり、抵抗力も落ちてきます。
愛犬が、マラセチアにかかってしまったら、ドッグフードを疑うことも大切。
フードを交換することも一つの方法です。
マラセチア菌の対策は
マラセチアは体の抵抗力が落ちることが原因で発症します。
まずは、栄養豊富なちゃんとした食事を与えれば対策は可能かと思います。
要は、ワンちゃんの抵抗力を正常に戻してあげることで改善するわけですね。
薬やシャンプーで対策をする場合もあるようですが、個人的には推奨しません。
やっぱり、ワンちゃん自身の体を強くして免疫力や抵抗力をあげてやることで、
マラセチアもそれ以外の病気からも守ってあげたいですよね。
愛犬の体調維持のためにも、良質なフードをあげることが大事ですね!
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